このブログでは、新居での暮らしを整えていく過程も記録しています。今回は、猫の預かりがきっかけで思いがけず解決した、家電の悩みの話です。
引っ越し後の「電子レンジなし生活」
新しい家に引っ越してから、地味に困っていたのが電子レンジの不在だった。
家を移した直後は何かと出費が嵩む。家電を揃えようにも「まあ、なくても死にはしないしな……」と後回しにしていたのが電子レンジだった。
トビリシで家電を手に入れようと思うと、主にふたつのルートがある。
ひとつは「Zoomer」をはじめとする地元の電化製品店で新品を買うルート。安心だけど、安くても150〜180ラリ(GEL)ほどはする。もうひとつは「Facebook Marketplace」で個人売買するルート。運が良ければ100ラリくらいの激安品が見つかることもあるけれど、そこは中古品。コンディションの当たり外れはあるし、個人間でのやり取りや引き取りの手間を考えると、ちょっと躊躇してしまうのが本音だった。
そんなわけで、「そのうち買わなきゃなー」と思いつつ、電子レンジのない生活をしばらく続けていたのだった。
猫のお預かりと、思いがけない救世主
そんな折、一時帰国する友達から「日本にいる間、猫と荷物を預かってほしい」という頼み事が入った。
我が家で友達の愛猫・ふぐたをお世話することになり、さっそく友達の荷物を部屋へ運び込んでいた時のこと。荷物に、見覚えのある四角い物体を発見した。
……電子レンジだ。

「え、電子レンジ持ってるの!?」と驚く私に、友達は「使ってていいよ〜!」と軽いノリで貸してくれることになった。
買おうか迷い、値段と中古のリスクを天秤にかけて踏みとどまっていた電子レンジが、まさかの「友達の荷物を預かる」というルートで我が家にやってきた瞬間だった。
封印されていた「レンチン便利グッズ」の復活
電子レンジが部屋に鎮座したことで、何より歓喜したのが「レンチン便利グッズ」たちの復活だった。
これまで愛用していた「電子レンジでパスタが作れる容器」や「電子レンジで米が炊ける容器」。新居にレンジがなかったため、棚の奥深くに封印されていたあの子たちが、ついに日の目を見る時が来たのだ。
さっそくパスタ容器を取り出し、お湯を張ってレンジのボタンを押す。
鍋を出してお湯を沸かす必要もなければ、コンロの火加減を気にする必要もない。放置している間に他の作業ができるこの圧倒的ラクさ。冷めた料理を数十秒でアツアツに戻せるこの手軽さ。
やっぱり文明の利器は素晴らしい。
予期せぬラッキーと、ホカホカのごはん
友達の留守を守り、ふぐたのお世話をするというミッションの報酬としては、あまりにもありがたすぎる電子レンジの導入だった。
150ラリ以上の出費を浮かせられた嬉しさはもちろん、何より日々の自炊が一気に快適になったのが最高にありがたい。
足元でくつろぐふぐたを眺めながら、レンジでパッと作ったアツアツのごはんを食べる。そんなちょっと誇らしいトビリシでの日常だが、こうしてレンジ生活が復活すると、人間欲が出てくるものだ。
今猛烈に欲しくなっているのが、日本でおなじみの「フチに溝がないタイプのタッパー」。普通のタッパーって洗った後にフチの溝に水が溜まって乾きにくいのが地味にストレスだけど、これなら洗いやすくてすぐ乾くし、フタをしたままレンジに入れられる。
日本からこれを持ってきておけば、今の我が家のレンジ生活は完全に無敵だったのに、とホカホカのごはんをかきこみながら密かに憧れている。



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