このブログでは、トビリシの部屋で楽しんだ映画の感想も書いています。今回は、期待と全く違う方向で刺さってきた、ある話題作についてです。
マーベル系を期待していたら、良い意味で裏切られた
久しぶりに、じっくり映画を観る時間を作った。選んだのは『マスターズ・オブ・ユニバース』だ。
観る前に勝手に抱いていたイメージは、マーベル作品のようなド派手で洗練されたアクション大作だった。しかし、実際に鑑賞してみると、その予想はいい意味で覆されることになった。
もちろんスケール感やアクションの迫力はしっかりある。ただそれ以上に、要所要所にどこか脱力感のあるコメディ要素が散りばめられているのが印象的だった。シリアスな世界観の中で、登場人物たちが大真面目に大冒険を繰り広げているからこそ生まれる独特な間や、ツッコミどころの数々。まるで『勇者ヨシヒコ』を観ているかのようなシュールさがあり、気づけばクスッと笑ってしまう場面が何度もあった。この絶妙なB級感とワクワク感の同居が、個人的にかなりツボにハマった。
ネットで軽く調べてみると、世間的には賛否が分かれている作品らしい。王道の超大作アクションを期待していた人にとっては、好みが分かれるポイントなのかもしれない。ただ、個人的にはこの尖った持ち味こそがこの作品の魅力だと感じている。世間の評価がどうであれ、自分自身が「面白い」と思えたなら、それは間違いなく良い映画体験だ。
喋る緑色の虎、クリンガーの愛くるしさ
そして、この映画を語るうえで絶対に外せないのが「クリンガー」というキャラクターの存在だ。
喋る緑色の虎という、なかなか斬新なビジュアルなのだが、これがとにかく可愛い。猫派を自認する自分にとって、画面に登場するたびにその存在感が気になって仕方がなかった。
普段はどこか臆病でドジな一面を見せるかと思えば、いざという時には凛々しく頼もしくなる。そのギャップがたまらない。緑色の毛並みにオレンジの縞模様という強烈な見た目にもかかわらず、観進めるうちにどんどん愛着が湧いてくるから不思議だ。猫好きなら、間違いなく心をわしづかみにされるはずだ。
続きが気になる、絶妙な終わり方
ストーリーの締め方も、個人的にはかなり好みだった。「これは確実に続編があるのでは?」と思わせる展開で幕を閉じており、観終えた後もじわじわとワクワクが続く。もし続編の制作が決まるなら、絶対に追いかけたい一本だ。
王道のハリウッド大作とはひと味違う、シュールで愛おしい魅力の詰まった作品。観て本当に良かったと思える、満足度の高い映画体験だった。
派手なアクションも楽しみたいし、途中でクスッと笑いたい。そんな欲張りな気分の日には、ぜひこの一本をおすすめしたい。



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