このブログでは、余り物からできた自炊の発見も記録しています。今回は、先日の激安ロング米が親子丼で見事に覚醒した話です。
冷蔵庫の余り物で挑む、親子丼
ジョージア・トビリシのキッチンで、冷蔵庫の余り物と向き合う。今日作るのは、日本の家庭料理の代表格・親子丼だ。
結論から言うと、適当に作ったにもかかわらず、驚くほど美味しくできてしまった。異国の地で、まさかこんなにも「日本」を感じる飯が作れるとは。
手元にあるものだけで勝負
特別なものは一切使わず、手元にあった食材だけで勝負した。
鶏肉:200gほど
卵:2個
玉ねぎ:半玉
ねぎ:少々
調味料:しょうゆ、みりん、砂糖、だし、MSG

フライパンにだしと調味料を合わせ、玉ねぎと鶏肉を煮込んでいく。出汁の香りが部屋に広がっていく瞬間は、海外生活におけるささやかな癒やしだ。
不安だった、Carrefourの激安ロング米との相性
今回ベースにしたお米は、先日触れたCarrefourで購入した激安の長粒米(Long Grain Rice)だ。
炊き上がりは日本米に比べて粘り気がなく、パサつきがある。「さすがに親子丼に合わせると、つゆと弾き合って微妙になるかな……?」と少し不安がよぎっていた。

仕上げにねぎと溶き卵を回し入れ、ふわっと固まったところで(海外の卵は食中毒が怖いからちょっとよく焼きで)ご飯の上へ。
いざ実食。良い意味で期待を裏切られた

一口食べてみて、いやまじか、と言葉が出てしまった。
全然パサパサしていない。それどころか、お米の一粒一粒が出汁と卵のうまみをしっかり吸い上げてくれていて、めちゃくちゃ美味い。日本米のような粘りがない分、つゆだくにしても重くならず、さらっと食べ進められるのがむしろ好相性だった。
割と適当に作ったのに、完成度が異様に高い。異国で食べる「日本の味」の染み渡り方は異常だった。
米料理のバリエーションが一気に広がる予感
海外生活での自炊は、「現地で手に入る食材でいかに美味い飯を作るか」という実験の連続だ。
今回、Carrefourの激安米でも丼ものにすれば一気に満足度の高いメインディッシュになることが判明した。手頃なお米の美味しい食べ方がひとつ増えたことで、これからの自炊、特に「米料理」の幅が格段に広がりそうで嬉しい。
今日のあまりもの親子丼は大成功。ごちそうさまでした。
仕上げの貴重な一振り
仕上げにパラッとかけたのは、日本に一時帰国していた友人から「使って」と置いていってくれた「八幡屋磯五郎の七味唐辛子」。
正直、ここトビリシでは七味唐辛子なんてまず手に入らない。だからこそ、この一振りがめちゃくちゃ貴重だ。
ひとふりするだけで爽やかな香りとピリッとした辛みが全体をキュッと引き締めてくれて、一気に日本の老舗の味に化ける。海外での自炊生活、こういう「日本からしか持ち込めないスパイス」が一番の贅沢かもしれない。



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