炊飯器なしのトビリシで鍋炊飯に挑戦。江戸の民スタイルご飯ができた話

トビリシの散歩道 Essay

このブログでは、トビリシでの自炊への挑戦の記録も残しています。今回は、初めて鍋でお米を炊いてみた顛末の話です。

「やっぱりお米が食べたい」という衝動

ジョージア・トビリシでの暮らし。これまで主食はどうしても手軽で安価なパスタ中心になりがちだったけれど、ふと「やっぱりお米が食べたい」という強い欲求が湧くことがある。

とはいえ、この家には炊飯器はない。鍋でお米を炊くなんて人生で一度もやったことがなかった(キャンプで飯盒を作って炊いたことがあるくらい)ので、画面越しのAIチャットに「水の量は?」「火加減は?」「蒸らしは何分?」と聞きまくり、二人三脚のような形で慎重に火にかけてみた。

結果……まさかの大成功。

鍋で炊いた白米

ふたを開けると、ふっくらツヤツヤに立ったお米が目に飛び込んできた。鍋底には香ばしい「おこげ」もしっかり出来ていて感動した。自分の手で火加減を見て炊き上げるプロセスも相まって、炊飯器で炊くのとはまた違う愛着と美味しさがあった。

ジョージアの「丸米」と「そばの実」

トビリシの一般的なスーパーでも、日本の米に近い「丸米」が手に入る。値段も手頃なので、これなら無理なく日常の食卓に取り入れられそうだ。

「そばの実」がトビリシでは比較的安く手に入る。かさましにもなるし、栄養価も高いみたいなので、ちょっとした健康管理も兼ねてたまに混ぜて炊くのもありだなと思っている。

そばの実

そういえば、ステーション・スクエア近くのマーケット周辺にあるアジアンショップに行けば、さらに日本のお米に近い美味しい米が買えるという噂を聞いた。引越しをして家も以前よりかなり近くなったことだし、近いうちに宝探し感覚で覗きに行ってみようと思う。

江戸時代の民スタイルでかきこむご飯

さて、炊き上がった本日のご飯の味付けは超シンプルだ。

この前、日本から遊びに来てくれた両親がお土産で持ってきてくれた「麦茶」をベースに、ごま油、塩、そして唐辛子を少々。それをざっくりと混ぜ合わせ、一気にかきこむ。

ごま油のコクと塩気に、香ばしい麦茶の風味がふんわり重なって、シンプルなのにびっくりするほど旨い。なんだか「江戸時代の民の食事」みたいな見た目と地味さになってしまったけれど、一口ごとの満足度は驚くほど高かった。

ここに自家製の浅漬けか漬物でも添えたら、いよいよ完璧な江戸の民ライフが完成しそうだ。近いうちに、トビリシの野菜で漬物づくりにも挑戦してみようかなとか企んだりした。

次に欲しいのは、ガラス蓋の炊飯土鍋

普通のステンレス鍋で炊いたけれど、これでこれだけ美味しいなら、土鍋で炊いたら一体どうなってしまうんだろう。

次に日本に帰国したときや、もし日本で暮らし直すことがあったら、真っ先に手に入れたいのがハリオの「ガラス蓋の炊飯土鍋」だ。

火加減の調整が不要でホイッスルが鳴ったら火を止めるだけで失敗しないらしいし、何よりガラス蓋からお米が炊けていく様子が見えるのがたまらない。

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