このブログでは、引っ越し前夜のような特別な自炊の記録も残しています。今回は、Vakeのシェアハウスで食べた最後の一皿の話です。
書き忘れていた、最後の自炊飯
引っ越しのバタバタも落ち着いてきたけれど、どうしても書いておきたかった話がある。本当は引っ越す「前」に投稿するはずだった、Vakeのシェアハウスで食べた一番最後の自炊飯の話だ。
自炊と言っても、作ったのはとてもシンプル。茹でたパスタに缶詰をあわせただけ。けれど、これが信じられないくらい美味しかった。
トビリシの「魚飢餓」を救う、ポルトガルからの救世主
トビリシに住んでいると、とにかく魚を食べる機会が減る。スーパーや市場で見かけないわけではないけれど、お肉や野菜に比べるとどうしても高価で、普段の食卓からは遠のきがちだ。脳と体が無意識に「魚の旨味」を求めていたのかもしれない。
そんな中で引っ越し前夜の味方になってくれたのが、友達がポルトガル旅行のお土産にくれた缶詰だった。

ずっと「サバ缶」だと思い込んで大切にストックしていたのだが、いざ開ける段になってパッケージをよく見たら「Sardinhas」、そう、イワシ(オイルサーディン)だった。
レトロで可愛いパッケージに描かれたイワシ缶。トマトソースとスパイシーなオイルに漬け込まれたその缶詰を開けた瞬間、魚の香ばしい風味が広がって、食べる前からテンションが一気に上がった。
Carrefourの激安フジッリが、一瞬で別物に変わる
合わせたパスタは、いつものCarrefourで買っている一番安いフジッリ。

茹であがったネジネジのパスタの上に、温めたイワシ缶を汁ごとドサッと乗せる。見た目は豪快そのものだけれど、一口食べて絶句した。
「……うんま」
手作業で作られたというポルトガルのプレミアムなイワシは、身がフワフワで旨味がギッシリ詰まっている。ピリッと辛みのきいた濃厚なトマトソースが、Carrefourの激安フジッリの溝によく絡む。
正直、いつもの見慣れたパスタと同じものとは到底思えなかった。食材の力と、久々の「魚」という最高の調味料が合わさって、レストランで食べるパスタにも負けないご馳走へと化けていた。
荷物がなくなった部屋で味わう、思い出の味
スーツケースと大きな袋だけになり、すっかり生活感のなくなったVakeの部屋。テーブルの上にポツンと置いた一皿のパスタを無心でつつく。
豪快な一品だったけれど、これまでのVakeでのシェアハウス生活を締めくくるには、これ以上ないくらい最高の「最後の飯」になった。
ごちそうさまでした。さて、新しい街での生活も、美味しいものをいっぱい食べて楽しむとしよう。
おまけ、日本からでも味わえる同じ味
「ポルトガルまで行けないけど食べてみたい……」という方へ。まさかのAmazonにも同じ缶詰(スパイシートマトソースイワシ缶)を発見した。どのパスタで和えても絶品になること間違いなしだ。魚不足の方や手軽に美味しいパスタを食べたい人はぜひお試しあれ。



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