トビリシで自分のレコードバーを開く夢。物件探しのリアルな進捗

トビリシの風景 Culture

このブログでは、日々の記録だけでなく、頭の中でずっと温めている将来の話も時々書いています。今回は、私が本気で叶えたいと思っている、ある夢についてです。

ずっと温めてきた、ひとつの夢

将来、自分の手で「アナログレコードバー」を開くこと。それが、私がずっと前から絶対に叶えたいと思っている夢だ。

大好きなレコードをターンテーブルに乗せて、針を落とす。スピーカーから流れる心地いいR&BやCity Pop、Jazzの音。そこに美味しいお酒と、集まった人たちのゆるやかな時間が流れる空間。そんな場所を、いつか自分の手でつくりたいとずっと思い続けてきた。

なぜ他でもないレコードバーなのか。そして、今暮らしているジョージアの首都・トビリシという街で、その夢がどうしてここまで膨らんでいるのか。今日は、頭の中にある一番大切な「未来の店の話」を少し書いてみようと思う。

なぜ、他でもない「トビリシ」なのか

この夢自体は日本にいる頃からあったものだけど、トビリシに来てからその気持ちが一気に現実味を帯びて強くなった。理由はシンプルで、この街には夢を後押ししてくれる最高の仲間や環境が揃っているからだ。

お酒を愛し、人生を楽しむ人が多い

周りだけかもしれないが、トビリシの人たちとお酒を飲む時間は最高だ。お酒を愛し、人生を楽しむことに貪欲な彼らとなら、絶対に良い空間が作れると直感している。

肌に合う街並みと、ゆったりした時間の流れ方

古い歴史とモダンなアートが混ざり合うトビリシの街並みが、シンプルに好きだ。流れている空気感や、人々のゆったりとした過ごし方も、理想とする「心地いいバー」のイメージにぴったりハマる。

「アナログレコードバー」というブルーオーシャン

トビリシにはエレクトロニック・ミュージックやクラブのカルチャーは根付いているが、座ってじっくり良い音と酒を愉しむ、日本の「リスニングバー(レコードバー)」のようなスタイルはまだほとんど見かけない。ここに大きなチャンスがあると思っている。

圧倒的な「始めやすさ」

現実的な話をすると、これが一番デカい。日本で一から防音や音響にこだわったバーを開こうとすると、初期費用だけで目眩がするような金額になる。だが、トビリシなら段違いにコストを抑えてスタートできる。リスクを抑えつつ自分のこだわりを詰め込める店づくりに挑戦できる環境が、ここには揃っている。

シティポップ、日本食、そしてまさかの「安全地帯」

面白いのが、現地のカルチャーとの親和性だ。実はトビリシには日本の文化が好きな人が本当に多い。アニメだけでなく、音楽、特に「日本のシティポップ」をディグっている子にも結構遭遇する。大貫妙子や竹内まりや、山下達郎といったあの時代のメロウなサウンドが、遠く離れたこの街の人たちにも刺さっているのだ。

先日は現地のジョージア人の友達と話していたら、まさかの「玉置浩二」「安全地帯」が好きだという子がいてひっくり返りそうになった。遠く離れたトビリシの街で、自分と同じ音楽を愛している人がいる。それだけで、この夢が単なる独りよがりの妄想じゃないと思えた。

また、現地では日本食の人気も確実に高まっている。だからこそやりたいのは、がっつり食べるレストランではなく、お酒が進む「最高のアテ(日本食)」をちょっとつまめるスタイルだ。日本の良い音、良いお酒、美味しいアテ。これらが揃えば、絶対に面白がって価値を分かってくれるという確信がある。

理想のハコは「一人で回せる小さな隠れ家」

ビジョンは明確で、最初は自分がワンオペで目が届くくらいの、こぢんまりとした小さな箱から始めたい。大きなビジネスにするのではなく、まずは自分の手の届く範囲で、カウンター越しにお客さんと音楽やお酒について語り合えるような濃い空間をつくることからスタートしたい。

実は最近、タイミングが合って実際の物件の内見にも行ってきた。古い建物の雰囲気がすごく良くて一瞬ワクワクしたのだが、冷静に吟味した結果、今回は見送ることにした。求めている費用感と少しズレがあったこと、古い物件ならではの「水漏れ」の懸念があったこと、そして一人で回すには部屋の大きさが理想と違ったことが理由だ。

海外で、しかも初めて自分の城を持つからこそ、ハコ選びだけは慎重にしないといけない。

夢の現在地

今回の内見は見送ったが、ガッカリはしていない。実際に物件を見て、家賃や内装のリアルな数字に触れたことで、この夢はただの頭の中の妄想から、完全に「次に進むための具体的なタスク」に変わったからだ。

納得のいく最高の隠れ家が見つかるまで、じっくり足を使って探していくつもりだ。もし本当に店を出せたら、夜が更けてきた頃に、異国の地で安全地帯のレコードをターンテーブルに乗せたい。艶のあるイントロがトビリシの夜に溶け込んでいく瞬間を、現地の最高の仲間たちと一緒に味わうのが、今の一番叶えたい未来だ。

未来の店に置きたい、夢の機材

いつかオープンする小さな隠れ家で、主役として鳴らしたいと決めているスピーカーがある。それがJBLの4305Pだ。コンパクトなサイズでありながら、スタジオモニター譲りの圧倒的に濃密でリアルな音を響かせてくれる名機である。このスピーカーから流れる音をトビリシの夜に響かせる日を想像しながら、今日も物件探しを続けている。

頭の中の妄想が、少しずつ現実のタスクに変わっていく。この夢の続きは、また改めて書こうと思う。

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