トビリシ郊外の激安ビアガーデン「ムツヴァディストリート」で豚串を喰らう

トビリシの散歩道 Essay

このブログでは、地元民御用達のローカルなお店の記録も紹介しています。今回は郊外の隠れたビアガーデンの話です。

通称「ムツヴァディストリート」、郊外の超ローカルビアガーデンで豚串を喰らう

ローカルなお店

前回のブログでは「犬に噛まれて禁酒生活が始まった」という大惨事を書いたが、今回はその事件とは全くの別枠。ジョージアで体験した、最高にローカルで、最高に美味しかったある夜の記憶をシェアしたい。

友達が言うには、そこは「ムツヴァディストリート」

豚串焼き

その日は友達と一緒に、少し街外れの郊外へと向かった。お目当ては、ジョージア式伝統BBQ「ムツヴァディ(Mtsvadi)」だ。串に刺した豚肉を炭火で豪快に焼き上げる料理で、塩気がキリッと効いていて、とにかく酒が進む。全ての飲んべえの味方みたいな肉料理だと言っていい。だいたい、シャキシャキの生玉ねぎと一緒にドサッと皿に盛られて出てくる。

友達いわく、向かっているエリアは通称「ムツヴァディストリート」らしい。本当にそう呼ばれているのか、友達が勝手にそう呼んでいるだけなのかは謎だが、そのネーミングだけで胃袋が鳴った。

「安い、美味い、量が多い」の三拍子

辿り着いた店は、観光客など1人もいないような、完全なるローカル空間だった。システムはシンプルで、最初にカウンターで注文を済ませ、外のパラソルが並ぶテーブル席で待つビアガーデンスタイルだ。

注意したいのは、「現金しか使えない」という潔さ。細かい値段は忘れてしまったが、とにかく街中のレストランと比べたら、肉もビールも信じられないくらい安かったことだけは強烈に覚えている。「この値段でこんなに?」と笑ってしまうくらいの圧倒的なボリュームだった。

肉と一緒に頼んだ、ジョージアの伝統的なパン(ショティ)に、ジューシーな肉の脂と塩気をじわっと染み込ませて頬張る。そこに冷えたビールを流し込む。もう、言葉はいらない。訪れたのはまだ少し肌寒い時期だったが、これからの過ごしやすい季節に行けば、夜風を浴びながら外のパラソル席でもっと気持ちよく飲んで食べられるはずだ。

最高の夜の、最高の締めくくり

帰り道

お腹も心も大満足で満たされた後、タクシーを呼ばず、あえて徒歩で帰ることにした。ほろ酔いで、友達とワイワイ話しながら歩く夜道。ふと目の前に広がったジョージアの景色が、とにかく綺麗だった。

澄んだ夜空と、どこかノスタルジックな街の灯り。「今日歩いて帰って本当によかったな」――そんな言葉を交わしながら歩いたあの帰り道は、ムツヴァディの美味しさと同じくらい、深く記憶に残っている。やはり、ローカルな旅と現地の飯は、これだからやめられない。

自宅でも「ムツヴァディ気分」を

お酒好き、肉好きの読者に伝えたい。ぶっちゃけ、この「塩気がキリッと効いた炭火の豚串」と「生玉ねぎ」の組み合わせは、宅飲みでも100%飛ぶ。さすがに家の中で炭火を起こすのは難しくても、ジョージア風の豪快な串焼き(ムツヴァディ)を再現してビールを流し込むことは十分可能だ。

家でも“ムツヴァディ気分”を味わいたいなら、このアイテムがあると便利。

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