このブログでは、トビリシでの日常のちょっとした寄り道も記録しています。今回は、拠点にしているVake地区で過ごした、個人的に完璧だった地元ルートの話です。
近所で、ふと異国情緒に浸りたくなった日
現在の拠点であるトビリシのVake(ヴァケ)地区。先日、思い立って近所のアジアンマーケットを覗いてみることにした。そしてその帰りに1人飲みのお気に入りスポットへ寄るという、自分にとって完璧な地元ルートを辿った日の話をしたい。
想像より、ずっとすっきりしたマーケットだった

「アジアンマーケット」と聞くと、独特の強い香辛料の匂いが漂う空間を思い浮かべる人もいるかもしれない。だが実際に足を踏み入れると、店内は驚くほどすっきりしていて、匂いもほとんど気にならなかった。
並んでいるのは中国系の食材や調味料が中心。トビリシにいながらこれだけのアジア食材に囲まれると、あれもこれもと手が伸びそうになる。ただ、この後には大事な予定が控えていた。美味いビールを飲みに行くという予定だ。荷物を重くするわけにはいかず、物欲をぐっと堪えて何も買わずに店を出た。
1人飲みが心地いい、Number 8の空気感

マーケットを後にして、そのまま向かったのはお気に入りのビアバー「Number 8 Craft Beer Club」だ。
トビリシには数あるビアバーがある中で、ここは特に1人飲みがしやすい場所だと思っている。落ち着いた店内の空気感が心地よく、誰かとワイワイ飲むのはもちろん、ふらっと1人でカウンターに座っても全く浮かない安心感がある。
タップリストから選んだ、冷えたクラフトビールを喉に流し込む。マーケットで買い物を我慢した分、この一杯の美味さがひとしおだった。ジョージアといえばワインのイメージが強いが、ここのビールのクオリティを味わうと、トビリシに根付くクラフトビールカルチャーの奥深さに改めて惚れ直してしまう。
気ままな一日の終わりに、頭から離れないもの
近所でアジアの食材を眺めて少し異国情緒を感じ、お気に入りの空間で1人ビールを味わう。そんな気ままな一日を過ごせるVakeでの暮らしが、なかなか悪くない。ほろ酔い気分に包まれながら、次はどこの店を開拓しようかと考えている。
ただ、あのマーケットを訪れて以来、頭から離れないものがある。今、個人的に一番食べたいインスタント麺だ。
荷物になるからと買うのを我慢した、というのは半分嘘で半分本当。実はもう一つ理由がある。中国系の食材がメインだったあの店には、私が一番求めていた「辛ラーメン」がそもそも売っていなかったのだ。ないと言われると、余計に恋しくなるのが人間というものらしい。
異国の食材に囲まれた1日の締めくくりに、結局恋しくなったのは食べ慣れたあの辛さだった。もし自宅にストックがまだなら、この機会にぜひ。



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