このブログでは、トビリシでの休日の過ごし方も紹介しています。今回はローカルサウナとビアガーデンをはしごした話です。
トビリシの温泉といえば旧市街。だが本当におすすめしたいのは別の場所だ

トビリシの温泉といえば、旧市街(アバノトゥバニ)にあるレンガ造りのドーム屋根を思い浮かべる人が多いだろう。もちろんあの異国情緒あふれる雰囲気も最高で、観光として行くなら外せない存在だ。
だが、トビリシの日常に一歩ディープに溶け込むなら、もっとおすすめの場所がある。それが、リシ湖(Lisi Lake)にあるパブリックのサウナと温泉だ。地元の空気にまみれながらガツンとサウナで整い、その足でローカルなパブへ向かって冷えたカズベキビールを流し込む。つまみは、まさかのししゃもと、ジューシーな骨付き肉。今回は、友人と過ごした「これ以上ないトビリシ最高の週末ルート」を紹介したい。
リシ湖のローカルサウナで、ガツンと整う

リシ湖のパブリックサウナに足を踏み入れると、そこは完全に地元の男たちの世界だった。更衣室はどこか無骨で懐かしい佇まいで、おっちゃんから若い兄ちゃんまで幅広い世代のローカルが自然体で集まっている。この飾らないローカル感が、たまらなく旅情をそそる。
肝心のお風呂とサウナは、想像以上にクオリティが高かった。浴場に入るとふわりと心地よい硫黄の匂いが鼻をくすぐる。施設はパブリックとはいえ決して汚くはなく、しっかりと温泉に浸かっている実感が味わえる。
特筆すべきはサウナだ。室温はガツンと100度前後で、勝手にセルフロウリュができるスタイルになっている。熱したサウナストーンに水をかけると一気に熱い蒸気が立ち上り、一瞬で爆汗が吹き出す。限界まで追い込んだ後は、キンキンに冷えた水風呂へ。身体をきゅっと締めたら、そのままベンチに腰を下ろし、ただぼーっとする。ゆっくりと意識が遠のきながら「整う」感覚は、何物にも代えがたい贅沢だった。
ここの素晴らしいところは圧倒的なコスパでもある。料金は一回20ラリ(約1,100円)ほど。営業時間内であれば基本は時間無制限で滞在できる。旧市街の観光客向けのプライベートルームだと1時間で100ラリ以上飛ぶことも珍しくないことを考えると、地元のローカルに混ざって時間を気にせずガッツリ追い込めるここは、トビリシの隠れた天国だと言っていい。
湯上がりの目的地は、友人おすすめの「カズベキビール」
サウナ、温泉、水風呂、そして外気浴。これを数セット繰り返し、完全に身体が仕上がった状態で外に出る。限界まで汗をかいた湯上がりの身体が求めているものはただひとつ、冷え切ったビールだ。
火照った身体のまま、お気に入りのローカルパブ「カズベキビール」へと直行した。この店の魅力は何といっても開放感で、店内というより完全にオープンな造りで、日本の夏のビアガーデンにいるような心地いい空気が流れている。サウナ上がりでカラカラになった身体に、トビリシの夜風が優しく吹き抜ける中、冷えに冷えたカズベキビールが運ばれてきた。
ししゃもと骨付き肉で、解き放たれる瞬間

グラスを合わせ、勢いよく喉に流し込む。全身の細胞にビールが染み渡っていくのが分かる、そんな衝撃だった。
この最高のビールを迎え撃つのが、友人おすすめのメニューだ。まずは、ジョージアで出会えるとは思わなかった「ししゃも」。絶妙な塩気と苦味が、驚くほどローカルビールにマッチする。異国の空の下でししゃもを齧りながらビールを飲むのは、なかなか面白い贅沢だ。続いて「骨付き肉」がテーブルにドンと運ばれてくる。豪快にかぶりつくと、香ばしい肉汁が口いっぱいに広がる。サウナでエネルギーを消費した身体が、この肉の旨味を欲していた。
美味い酒、美味い肴、環境、そして気の置けない友人との尽きない話。最高の湯上がりビアガーデンナイトは、ゆっくりと更けていった。
最高の日常を、トビリシで
リシ湖のパブリックサウナで20ラリの至福を味わい、その足でビアガーデン風のカズベキビールへ直行して、ししゃもと肉で締める。観光地を巡るトビリシも楽しいが、こういう飾らない地元の日常に溶け込む週末こそが、海外に暮らす本当の醍醐味だと改めて実感した。トビリシで「最高の週末ルート」を探しているなら、このリシ湖サウナからのカズベキビール、間違いなくおすすめだ。
おまけ、自宅で「湯上がり海外ビール」を味わうなら
今回飲んだジョージアのローカルビールは、残念ながら日本のAmazonではなかなか手に入らない。だが、サウナ上がりの火照った身体にいつもと違う海外のビールを流し込むあの快感は、日本でも十分に楽しめる。キンキンのビールと熱々のししゃも、好きな肉を用意して、自宅でぜひ”トビリシのビアガーデン”を開店させてみてほしい。自宅で“湯上がり海外ビール気分”を味わいたい人はこちら。



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