このブログでは、家族との大切な時間の記録も残しています。今回は、両親が遠いトビリシまで会いに来てくれた特別な1日目の話です。
何十時間もかけて、会いに来てくれた
母は以前にも海外経験があるらしいが(といっても、約20年ぶりとのこと)、父にとってはこれが人生初の海外旅行だった。
私が今トビリシという異国の地にいるという、ただそれだけの理由で、日本からトランジットを経て何十時間もかけて会いに来てくれた。長時間のフライトを終えて目の前に現れた二人の姿を見た瞬間、胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じた。
思えば、こうして3人だけでじっくり時間を過ごすのはいつ以来だろう。日本を離れ、海外で生活をすればするほど、自分を育ててくれた親という存在の偉大さやありがたみが身に染みて分かる。
絶景テラスと、汗だくの乾杯

再会してまず向かったのは、旧市街と街並みを一望できる絶景レストラン「Tiflis Veranda」だった。
テーブルには、アツアツでチーズが伸びるハチャプリ、風味豊かなチーズの盛り合わせ、そしてフレッシュなジョージアンサラダが並ぶ。まずは冷えたナタフタリのビールと、甘みと深みのある赤ワイン「クヴァンチカラ」で乾杯した。

ただ、案内された席が思いのほか日当たりが良すぎて、3人して汗をかきながら食事をとることになった。「せっかくの最初の食事なのにちょっと申し訳なかったな」と思いつつも、グラスを傾けながら最近の近況や、これから自分が挑戦したい今後のビジョンについて語り合った。父も母も、私の話にじっくり耳を傾けてくれた。

旧市街の情緒と、お土産選び
お腹を満たしたあとは、旧市街(Old Tbilisi)の散策へ出かけた。
地下洞窟のような雰囲気が魅力的な「Meidan Bazar」や、味わいのある「Old City Souvenir Shop」を巡った。天井から吊り下げられたレトロな楽器や民族衣装、ズラリと並ぶワインを眺めながらお土産を吟味する。初海外の父にとっても目にするものすべてが新鮮だったようで、楽しそうに店内を見て回る姿を見られて嬉しかった。

夕暮れの平和の橋と、立ち止まった絶景
散歩の終盤、トビリシのシンボルでもある「平和の橋(Bridge of Peace)」へ向かった。
記念写真を撮りながら橋を渡り、対岸へ抜けたとき、ふと目に飛び込んできた光景に思わず息をのんだ。
夕暮れ時のグラデーションに染まる空、少しずつともり始める街の明かり、そして上空にぽつりと浮かぶ大きな気球。夕暮れの空気感も相まって言葉にできないほど幻想的で、3人ともしばらくの間、ただただ立ち止まってその絶景を眺めていた。

特別なイベントを詰め込んだわけではないけれど、3人で歩き、食べて、同じ夕空を眺めた。それだけで、この1日目は間違いなく忘れられない特別な日になった。
(Day2へ続く)



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