ネギ全滅の日に見つけた、玉ねぎ3個で0.85gelという掘り出し物

Essay

このブログでは、トビリシのスーパーでの日々の小さな発見も記録しています。今回は、ネギ売り場での小さなハプニングから、まさかの掘り出し物にたどり着いた話です。

まさかの「ネギ全滅の日」

今日も今日とて、夕食の食材を調達するために近所のCarrefourへ向かった。海外での生活も少しずつ長くなってきたけれど、スーパーマーケットの通路を歩く時間はいつだってちょっとした探検のようで嫌いじゃない。

今日の目的のひとつはネギだった。いつものように野菜コーナーへ直行し、あの「裸のままドサッと置かれている量り売り」の売り場を目指したのだけれど、なぜか影も形もない。

「あれ、入荷してない?」

仕方ないので、隣にある束でビニール包装されているタイプのネギを探してみたものの、そこもぽっかりと空っぽ。今日は「ネギ全滅の日」だったらしい。こういうちょっとした不揃い感というか、欲しいものが突然消える感じはいかにも海外の日常という気がする。

妥協して選んだカットネギと、その値段

「まあ、今日はネギなしでいいか……」と諦めかけたその時、ふと棚の端っこで目に入ったのが、きれいに刻まれて袋詰めされたカットネギだった。

ねぎ

普段の自分なら「自分で切ればいいしな」と素通りするタイプの商品だ。けれど、背に腹は代えられない。妥協してカゴへ入れた。

お値段は一袋1.8gel。いつもの量り売りの圧倒的な安さを知っている身からすると「うーん、刻んであるだけでちょっと割高だな」と思ってしまうけれど、まな板も包丁も汚さずにそのまま料理へ放り込めると思えば、まあ悪くない投資かもしれない。

今日の買い物の真のハイライト

しかし、今日の買い物の真のハイライトは、このネギのモヤモヤを吹き飛ばすほどの出来事だった。

ネギの隣にあった玉ねぎの量り売りコーナー。そこそこ大きめで、手に取るとズッシリと重みのある良さげな玉ねぎを3つ選んでビニール袋に詰めた。そのまま計量台へ持っていき、機械にのせてシールを発行してみたら、思わず二度見した。

量り売りの玉ねぎ

3個で、なんと0.85gel。

「え、どういうこと?」と心の中でツッコミを入れる。計算を疑うレベルの爆安価格だ。この「何かが高ければ、何かが信じられないくらい安い」という物価のバグみたいな現象に出会うと、海外生活の面白さを再確認してしまう。こういう体験が大好物だ。

急遽決まった、今夜のメニュー

せっかく立派な玉ねぎが手に入ったのだから、これを主役にしない手はない。

急遽予定を変更して精肉コーナーへ向かい、ひき肉も買い足した(200gちょっとで5.2gel。まあ、妥当で平和な価格設定だ)。

今夜は、思いがけず手に入った楽ちんカットネギと、破格でGETした玉ねぎをたっぷり刻んで、じっくり炒めたミートソースでも作ろうと思う。

予定通りにいかない買い物のもどかしさと、思いがけない掘り出し物に出会ったときの小さな喜び。こういう日常の些細な揺れ動きを大切に生きたい。

海外生活を支える、日本からの秘密兵器

一からミートソースを作ろうとすると、トマト缶を買って、ケチャップや各種ソース、コンソメやハーブを揃えて、と地味に調味料のハードルが高い。

だが、今の私には最強の味方がいる。味の素の「Rumic(ルーミック)ミートソース用」だ。

これ、本当にすごくて、付属のパウダーと少しの水を具材に混ぜ合わせるだけで、一瞬で本格的なミートソースが完成してしまう優れものだ。本来ならトマト缶や色んな調味料を揃えて煮込む手間がかかるけれど、具材を炒めてこれを和えるだけでいい。渡航前に持たせてくれた母に感謝している。

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